1922年、長野に生まれる。1960年代から70年代にかけて、欧米および日本で盛んとなったコンセプチュアルアート(概念美術。絵や彫刻でなく言語や記号などを用いる美術)の国際的な先駆者。
とくに、ヨーロッパでの評価は高く、オランダや各地で展覧会、パフォーマンスをおこない、パリやポンピドゥーセンターの「日本前衛美術展」に出品している。国内では、東京国立近代美術館、東京都美術館などの展覧会にたびたび招待されて出品。山口県立美術館、川口現代美術館では個展も開催された。
その活動は、初期の絵画やオブジェ、言語による美術、詩、記号による詩、パフォーマンスに大別される。また、下諏訪の旧家である生家の屋根裏をプサイの部屋と名付け、自らの小宇宙を形成している。プサイとはギリシャ文字のアルファベット最後から2番目の文字であり、松澤 宥の作品、行為の中でしばしば用いられる符合である。物質的文明への危機感から精神的超克を志向。戦後美術史の中で最重要人物の一人。
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